世界で1番泣き虫なキミを愛し続けると誓う
……好きな人に見下ろされてた。

軽蔑するような眼差しだった。

「うわぁあああああああああん…っ、ぐすんっ……っ、ゆうせいくんだもん〜〜〜っ、うぅ〜〜〜〜〜〜〜…っ、ゆうせいくんだも‪”‬ん〜っ、、」

こんな顔……。

こんな…涙でぐちゃぐちゃのみっともない顔……。

好きな男の子に見せたくない…っ。

見せたくないのに……っ。



「ぅううううぅぅうううううっ……っ、、ぅえぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…っ、ぅー……っ」



好きになってもらいたくて。ここ来たのに……。

……嫌われちゃう。こんな顔。


​────その時。

地面に押し付けられてた手からフッ、と結星くんの手が離れ、反射的に私は自由になった両手で顔を覆った。

「うわぁぁああぁぁぁあん……っ、ぅうっ〜〜…っ、」

やだよ……。

昔みたいに……っ、

「うぅうううううぅぅぅぅっ……っ、ひっく…っ、」

お話しようよーーー…

「ぅえぇ〜〜〜〜〜〜〜んっ…、ひっく…っ、ハッ…っ、ぁ…っ、ハァッ…」

「……」

「……おい」

「ハァ……っ、ハァ…ハァ……ハァ…」

ど……しよ。

なんか……苦し…………

胸に手を当てて、落ち着かせようとするけど……

「おい、大丈夫か!?」

うまく…息吸えな……っ、

「ハァハァハァハァ……っ、ハッ……っ、ハッ…」

「ゆっくり息吸え……っ」

「ハッ……ハッ…ハッ…ハァ…っ」

朦朧とする意識の中。








‪”‬ ど う し て ? ? ‪ ”‪‬





そう思ったのは、結星くんが……









私の背中をさすってくれたから​─────。
< 73 / 205 >

この作品をシェア

pagetop