のーどくたーのーらいふ[短編]
京は凛の肩に頭をくっつける














いかにも、撫でてと言ってるように














そんな京が愛おしすぎる














樹「京、何してんの...」














そして、樹くんには冷めた目で見られる














「ほら、座ろう?」














そう凛が促すと














京は少し不満そうに座った














もう少し抱きついていたかったのかな














みんなが座ったことを確認して














凛は深呼吸をして話し始める














「あの、今日はみんなに報告があって」














春「え、なになに〜」














「言わないの...?」














京の顔を見ると、真っ赤で。














京から報告するって話だったじゃん、














「もう~、」














しっかりしてよね、という意味で














京の背中をペシッと叩く














「えっと、京と結婚することになりました」














そう言って、左の薬指を見せる














樹「...」














愛「...」














春「...」














みんな、フリーズ














「誕生日だった昨日、プロポーズされて」














皆さん、開いた口が塞がらない様子














「Yesって返しました...」














すごく恥ずかしくて














語尾はすごく小さい声になってしまった














けど、みんなには伝わった様子














愛「凛〜、おめでとう(泣)」














ねぇねは泣きながら抱きしめてくれた














「ねぇね、ありがとう(泣)」














ねぇねからもらい泣きしてしまった














樹「やっとか、」














春「当の本人は何も話さないけど(笑)」














「京」














そう名前を呼ぶとまた抱きついてきた














「えっーと、」














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