辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
ハロンが戸棚から皿を出し、メルリノはお茶に必要な道具を、応接間のテーブルに並べに行く。
厨房に漂う甘い香り。じゅうじゅうという音。
(あれ、リティカ嬢……)
ラースは真剣な顔でパンケーキを焼いていて、そんな彼をリティカはじっと見ていた。もしかして、元の婚約者と比較したりしているのだろうか。
(ラスにぃにには、ラスにぃにのいいところがあるんだけど……)
ラースとリティカが、自分達にとって一番いい結論を出せればいい――進めるにしても、話そのものをなかったことにするにしても。
「エル、焼けたぞ。皿に載せていくな?」
焼き上がったものから順にパンケーキを皿に載せていく。今日は、これだけではないのだ。
「リティカ嬢、手伝って! 生クリーム絞るの!」
厨房に漂う甘い香り。じゅうじゅうという音。
(あれ、リティカ嬢……)
ラースは真剣な顔でパンケーキを焼いていて、そんな彼をリティカはじっと見ていた。もしかして、元の婚約者と比較したりしているのだろうか。
(ラスにぃにには、ラスにぃにのいいところがあるんだけど……)
ラースとリティカが、自分達にとって一番いい結論を出せればいい――進めるにしても、話そのものをなかったことにするにしても。
「エル、焼けたぞ。皿に載せていくな?」
焼き上がったものから順にパンケーキを皿に載せていく。今日は、これだけではないのだ。
「リティカ嬢、手伝って! 生クリーム絞るの!」