辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 二人の間にどんなやり取りがあったのかエルは具体的に聞ける立場にはないけれど、今さら結婚を迷い始めるなんてどうかしている。
「……だけど、俺こんなだし」
「それは、エルも知ってる」
「お嬢さん容赦ないっす」
 容赦ないって言われても。
 アルドがすぐにうじうじするのは、エルはよく知っている。
 きっと、騎士団の皆も知っているし、アルドとエミーを温かい目で、時には生暖かい目で見守っている。一番よく知っているのはエミーだろう。それでもアルドを選んだのに。
「正直……考え直すならアルドじゃなくてエミーさんの方だと思うの」
「お嬢さん容赦ないっすね!」
 容赦ないを重ねて、アルドは苦笑いした。
< 156 / 435 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop