辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 エルが気兼ねなく欲しい食材や調理器具を買えるようにと考慮してのことだったけれど、おかげでエルのお小遣いは使いきれないほどあるのだ。
「大丈夫だって。石窯ぐらいいくつでも作れるけどな。お金の管理はちゃんとしておかないと駄目なんだよ」
 ラースが頭をわしゃわしゃとかき回してくれる。言いたいことはわかったけれど、ちょっぴり申し訳ないような気もしてしまった。
「わ、パンもうまい! エル、俺、これ朝から食べたい!」
 と、横でハロンは焼き上がったピザトーストに夢中である。
「うちのエルは最高だなぁ……! また、うまいものが増えたな」
 ラースがエルを引き寄せて、ぎゅっと抱きしめてくれる。
「兄上、エルを独り占めしないでください。僕も、エルが我が家に来てくれて幸せですよ」
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