辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 楽、という言い方もどうなのかなと思わないわけではないが、盛装して王宮に行くのは少々面倒だ。
 可愛いドレスを着られるのは嬉しいけれど、王宮にいる人達がエルをじっと見ているのはどうにもこうにも気になって落ち着かないのだ。
「そうね。いらっしゃれるかどうかはわからないけれど、王妃殿下もお招きしましょうか。エルは王宮に行くとぐったりしてしまうものね」
 さすが、ロザリア。エルが王宮に行くと気疲れするのをしっかりと見抜いてくれていた。
 レシピだけ渡して、王宮の料理人に作ってもらってもいいのだが、王妃は一度はエルの顔を見ながら食べたいらしい。
 以前、国王がこっそり訪れたことがあったけれど、今回はきちんとしたご招待だ。それを踏まえて、料理人達にも準備をお願いする。
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