辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 エルの元の父親について話を聞いたことがあったらしく、クレオは唇を引き結んだ。
 エルはもうあの人のことは気にしていないので、クレオも気にしなくていい。
「無理に分かり合う必要もないんだぞ。ただ、いらないところで相手を敵視するなと俺は言いたいだけだ」
「わかり合わなくてもいいんですか?」
 ロドリゴの言葉に、クレオは驚いたみたいだった。目を丸くしている。
「そりゃそうだろ。馬が合う合わないは誰にだってある」
 ロドリゴは簡単な言葉でまとめてしまったけれど、本質はそこではないような気がする。
「あー、俺も王宮の騎士にいるもんな。何考えてるのかまったく理解できないやつ」
「ラス兄さんも? 俺も! 別に無理して理解しなくてもいいよね。喧嘩にならなければ」
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