辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~ 2
 辺境から戻ってきた騎士達は、たしかに行く前より強くなっていた気がする。これだけ毎日魔物と戦っていれば、鍛えられもするだろう。
 ――だけど。だからといって、いつまでもクレオが辺境でくすぶっていると思われては困る。早く手柄を上げて、王都に戻るのだ――父が、辺境伯を探ってほしいと望んでいたとしても。

「おう、クレオ。ここにいたのか」
 エルと精霊達に脱走を阻まれた夜。外で考え込んでいたら、ロドリゴに顔を覗き込まれた。
「辺境伯様……」
「どうだ? お父上に報告できそうなものは見つかったか?」
「……え?」
 ロドリゴの発言に、クレオは驚かされた。父が、ロドリゴの行動に不安を覚えていたのを、彼は知っていたというのだろうか。
「ブローク伯爵は、辺境伯家が力を持ちすぎるのを不安がっているからな」
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