『BL』一度死んだ僕ですが恋をしてもいいですか

そして、現在へ




とまぁ、そんなこともありました。
現在32歳を迎えた香具夜は、今日も生きています。

そして今日は20年経った今、月の国の都を訪れました。
いい思い出も嫌な思い出も両方ある場所。
複雑な心境ではあります...。

しかし母の墓参りには行きたいとずっと、ずっと考えていた香具夜。
己を奮い立たせ、夜なのに明るい都に溶け込む様に1人歩んでいきました。




ザワザワ、ガヤガヤ。
ここ一帯は、繁華街なのか?
夜なのに明るく、賑やかな雰囲気があたりを包み込んでいる。
中でも飲み屋がずらりと並び、男も女もどんちゃん騒ぎ。
けたたましい喧騒の中、脇目も振らず1人ずんずんとその歩みを止めない香具夜。
夜に来るんじゃなかったか、と今更少し後悔していた。
酔っ払い絡んでくる男女がこんなにもいるとは想定外。
香具夜はどうにか酔っ払いを適当にあしらい、歩みを進めていました。


一方同時刻、その飲屋街では香具夜の幼馴染である翻羽と竜が立ち飲み屋で呑んでいた。


< 14 / 19 >

この作品をシェア

pagetop