情愛漂う財閥社長は、一途に不遇女子を寵愛する。



 それから数日後。


「……なんで料理長が辞めるんですか!?」

「はは、仕方ないよ」


 私を優しくしていたのが継母に伝わってしまったのか、彼は辞めないといけなくなくなり屋敷を去っていってしまった。

 そうしたある日、酒井家に縁談話がやってきた。



< 7 / 61 >

この作品をシェア

pagetop