愛を知らない少女は、最強のイケメン生徒会長に溺愛される(旧:愛を知らない少女は、最強のイケメン御曹司に溺愛される)
※※※


バシャン!!


「フッハッハッハ!!!!」


「ダサww」


今は9月


今日から新学期だ


みんなは嬉しそうにしているが、私はとっても憂鬱だ


学校に着いて早々に小野君の能力で水をかけられた


結局私は能力を明かさなかったので、この学校でも虐められている


私を虐めているのは、基本的に相川さんと小野君


中学の時はみんな弱いから、能力を使われなかったからよかったが、この学校の生徒はみんな能力を使えるから、とても痛い


特に酷いのが、相川さんと小野君のシンクロ攻撃


相川さんが能力を使いながら殴ると同時に小野君が水をかけてくる


夏だからまだいいが、これが冬だったら、、、と思うと想像するだけで寒気がする


おそらくバレているとは思うが、相川さんは先生の妹なので、先生も虐めを止めようとしない


まだ懲りないのか


私を虐めて、何が楽しいのだろう


なぜ、笑っていられるのだろう


私が、まともな能力を持っていないから?


私が、誰にも必要とされていないから?


いいよね、あなた達は必要としてくれる仲間がいて


私なんて、父と母も最近は無視するようになってきた


入学する前の日常に戻りかけいる


5か月も過ぎたのに能力が発生していないので、父も母も焦っているのだろう


はやく、しなきゃ


笑っていればなんとかなる、なんて考え、本当にバカだった


笑ってなんかいる場合じゃなくて


ただ私は、生きるために


神に選ばれる方法を、、、


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