一途な副社長は寵愛する彼女に愛を注ぐ
14〜塁side〜
「すごくない!?何これ!!」

ヒカリが大興奮で騒いでる。

そう。俺たちはGWを使って、ベトナムのダナンに遊びに来た。

ヒカリは、カーキのリネン素材で、キャミソールのゆったりとしたフォルムのロング丈のワンピースを着ている。

背中が腰までガッパリと開いたやつ。
そして、インナーにオレンジのブラトップをして。
背中は紐のやつ。

なぁ。それ、ほどけたらどうなんの?
大丈夫なの?
俺の前を歩くヒカリを見て思う。

俺は気が気じゃないんだが?

結婚してからというもの、ヒカリがますます可愛いくて仕方がない。

誰にも見せたくないくらい。

そして、すれ違う人達がヒカリを振り返って見てる。

なぁ。みんなお前を見てんだけど?

俺は、ベージュのリネン素材の開襟シャツとショーパンのセットアップ。

そして何故か俺も見られる。

俺が旦那だ。悪いか。
あいつは、俺の妻だ。見んな。
と心で唱える。
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