りつとるね
あとがき
《あとがき》

つたない物語を読んでいただき、ありがとうございました。

このお話には私の実体験が詰まっています。

私は近所の先生にピアノを習っていました。その先生には私と同い年の息子さんがいました。
私が弾けなかった曲を彼が電子ピアノで弾いていたのは実際にあったこと。
彼が私にキスしたという噂が立ったのも本当のことです。

私の友達が彼に「キスしたって本当?」って聞いたら、彼は「ご想像にお任せします」って答えたそうな。
それって、つまり、肯定ってことよね?!
必死に考えて、そういえば通せんぼされたことがある……って思い出したんです。

あ、それから、合唱コンクールのリハで私が途中で弾けなくなったのもホント。
涙を拭いて叱咤してくれたのは、彼ではなく音楽の先生でしたけど(笑)。

彼は正統派王子系のイケメン君でした。
幼稚園から中学校までずっと同じ学校。ときどき、一緒に帰ったり、お誕生日会に呼び合ったりしたけど、同じクラスになったことは一度もなかったなぁ。
そして、仲の良い友達ではありましたが、なぜか互いに恋愛感情を持ったことはありませんでした、残念😅

あれから何十年も経ち、彼が病気で亡くなっていたことを知りました。
ご冥福を祈るとともに、彼との思い出を忘れないようにと、このお話を書きました。

ちょっとしんみりしてしまいましたが、きっとパレレルワールドでは、律と流音のように、私たちも初々しいカップルになっていたかもしれません。
だって、ファーストキスの相手らしいですし!(笑)

長くなりました。
また、別のお話でお付き合いいただけますよう頑張ります!
ありがとうございました♡
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