おマメなあたしに恋してください
「僕…演技…女優になる勉強をしてた、お姉ちゃんのために…夢を叶えるね?」

そう言って立ち上がって、階段の下から3段目にたっているあたしに振り返り、

笑顔を見せてくれる、その時何かが…胸の中で

弾けたような気がして…

「おにぃしゃん、」ってあたしはどうしてか伝えなきゃダメだと思ったようで

「なに?」優しく応えてくれる陽真さん

「おマメな…アタチに…コイ…ちてくだしゃい!」

そんな事を…小さい7歳のあたしは口をついて

出てしまった…今では…黒歴史…

でも陽真さんは"ふっ"笑って

「慰めならありがとう…」ってあたしをまっすぐ真剣に見つめて、そう言った
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