かりそめ婚のはずなのに、旦那様が甘すぎて困ります ~せっかちな社長は、最短ルートで最愛を囲う~
手を引かれ、寝室へ連れ込まれる。
まだコートさえ脱いでいなかったのに、あっという間に裸にされた。
ベッドに押し倒された望晴に拓斗が覆いかぶさってくる。彼は彼女の頭を挟むようにベッドに手をついた。
長い前髪が落ちかかり、その間から熱い瞳で見下される。
日中の明るさの中、裸体を晒すのはとても恥ずかしかった。
彼の視線が自分の身体を愛でるように動くのを見て、まるで愛撫されているように感じた。
望晴はコクリと唾を呑み込む。
「望晴、綺麗だ……」
称賛するようにつぶやいた拓斗の手が望晴の脇から腰のくびれをなでる。
それだけで、ぞわぞわとした快感が湧き上がる。
彼女の胸を持ち上げるように揉みはじめた拓斗はその指の腹で、先端の尖りを押しつぶす。
「あんっ」
下腹部に響く甘い疼きに望晴は思わず声をあげた。
くるくると敏感な尖りを指でこねられると、脚の間がじんわり潤ってくる。
気がつかないうちに望晴は太ももを擦り合わせていた。
「そこもさわってやらないとな」
口端を上げた拓斗がつぶやく。
彼の手が望晴の膝からゆっくり太ももをなであげる。
そして、刺激を求めて蜜を垂らしていたところにふれた。
「びしょびしょだ」
拓斗はうれしそうに笑った。
望晴はなにも言えずにただ赤くなる。
でも、彼が自分を愛しく思ってくれているのがわかって、胸がいっぱいになる。
彼の指は望晴の割れ目を何度も往復して、官能を高めていった。
せっかちな彼がこんなにも自分に時間を費やしてくれている。
(いつもこうやって愛してくれていたわ)
改めて、ずっとちゃんと愛されていたことに気づき、歓喜にひたる。
望晴は拓斗の首もとに腕を回して、彼を引き寄せた。
「拓斗さん、来て……」
喉奥を鳴らした彼は望晴の脚を開き、彼自身を擦りつける。そして、ぐっと腰を落とすと彼女の中に入ってきた。
「ああ……」
彼に満たされて、望晴は満足げな溜め息をつく。
ふと視線を上げると、拓斗と目が合う。
引き寄せられるように唇を重ねた。
「望晴、愛してる……」
かすれた声で拓斗がささやき、腰を動かし始める。
脳がしびれるほど気持ちがいい。
彼の背中にしがみついて、揺さぶられる。
そのうち拓斗のこと以外、なにも考えられなくなった。
余すところなく全身を愛撫されて、言葉でも身体でも愛を伝えられたから。
拓斗は幾度も望晴を満たす。こんな幸せでいいものかと怖くなるぐらいだった。
何度目かの絶頂で身を震わせた望晴は、拓斗に自ら口づけた。
「愛しています」と言って――。
まだコートさえ脱いでいなかったのに、あっという間に裸にされた。
ベッドに押し倒された望晴に拓斗が覆いかぶさってくる。彼は彼女の頭を挟むようにベッドに手をついた。
長い前髪が落ちかかり、その間から熱い瞳で見下される。
日中の明るさの中、裸体を晒すのはとても恥ずかしかった。
彼の視線が自分の身体を愛でるように動くのを見て、まるで愛撫されているように感じた。
望晴はコクリと唾を呑み込む。
「望晴、綺麗だ……」
称賛するようにつぶやいた拓斗の手が望晴の脇から腰のくびれをなでる。
それだけで、ぞわぞわとした快感が湧き上がる。
彼女の胸を持ち上げるように揉みはじめた拓斗はその指の腹で、先端の尖りを押しつぶす。
「あんっ」
下腹部に響く甘い疼きに望晴は思わず声をあげた。
くるくると敏感な尖りを指でこねられると、脚の間がじんわり潤ってくる。
気がつかないうちに望晴は太ももを擦り合わせていた。
「そこもさわってやらないとな」
口端を上げた拓斗がつぶやく。
彼の手が望晴の膝からゆっくり太ももをなであげる。
そして、刺激を求めて蜜を垂らしていたところにふれた。
「びしょびしょだ」
拓斗はうれしそうに笑った。
望晴はなにも言えずにただ赤くなる。
でも、彼が自分を愛しく思ってくれているのがわかって、胸がいっぱいになる。
彼の指は望晴の割れ目を何度も往復して、官能を高めていった。
せっかちな彼がこんなにも自分に時間を費やしてくれている。
(いつもこうやって愛してくれていたわ)
改めて、ずっとちゃんと愛されていたことに気づき、歓喜にひたる。
望晴は拓斗の首もとに腕を回して、彼を引き寄せた。
「拓斗さん、来て……」
喉奥を鳴らした彼は望晴の脚を開き、彼自身を擦りつける。そして、ぐっと腰を落とすと彼女の中に入ってきた。
「ああ……」
彼に満たされて、望晴は満足げな溜め息をつく。
ふと視線を上げると、拓斗と目が合う。
引き寄せられるように唇を重ねた。
「望晴、愛してる……」
かすれた声で拓斗がささやき、腰を動かし始める。
脳がしびれるほど気持ちがいい。
彼の背中にしがみついて、揺さぶられる。
そのうち拓斗のこと以外、なにも考えられなくなった。
余すところなく全身を愛撫されて、言葉でも身体でも愛を伝えられたから。
拓斗は幾度も望晴を満たす。こんな幸せでいいものかと怖くなるぐらいだった。
何度目かの絶頂で身を震わせた望晴は、拓斗に自ら口づけた。
「愛しています」と言って――。