塩系男子のステルス溺愛 クールで無愛想な義兄が、なぜか私にだけ甘すぎる件

 たすくがブレないのは、いつも自分軸で生きているから。他人の評価に心を惑わされたりしないから。
 そういうところが好きなんだった。自分にはない強さにいつも憧れていた。

「今日のこと、ありがとう。たすく君が来てくれて、本当に心強かったよ」

たすくはひなたの頭に無言で手を置いた。

「新しい場所での生活が始まっても、ヒナとの時間を大切にする」

ひなたは、泣かないよう慌てて目をこすった。

「あっ、ハル君からメール来た。え? グランプリ?」
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