濁った僕を抱きしめて
桜雨
「あ、やっと来た」

「もう、頑張って来てあげたんですよ?」

「そんなの知らないよ」

「分かってくださいよ」

「ふふ、行こっか」

「はい、行きましょう」

「ねぇ」

「何ですか?」

「もう、離れないでね」




【濁った僕を抱きしめて】終



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