四季くんの溺愛がいくらなんでも甘すぎる!
「ドレス、皺になっちゃう…!」

「もうちょっとだけ。このままで。シュリ…好き。大好きだよ」

「私も。四季くんが大好き」

「ずっと一緒?」

「ずーっと一緒!」

四季くんの腰に腕を回したまま顔を見たら、
照れくさそうに微笑んで、私と四季くんのおでこをコツンってくっつけた。

「ね、できあがった写真、皐月くん達にも見せる?」

「なんでー?」

「あの二人も触発されてデートに来ちゃうかも」

「んー、だめ」

「だめなの?」

「ん。こんなにきれいなシュリを見たら、奴らがまた何するか分かんないから」

「されないよ、そんなこと!」

「そんなことって?」

「えっ」

「なーに想像してんの?」

「もー!ムードぶち壊しだよぉ…」

「ごめんね?でも…もう限界。早くそのドレス、脱がしていい?」

そろそろお時間ですって、着付けをしてくれたスタッフさんが迎えに来てくれた。

来たときと同じように裾を持ってくれて、ゆっくりと歩き出す。

四季くんに向かって、べって小さく舌を出したら、
四季くんは何が嬉しいのかニコッて笑って、風に吹かれた私の前髪をスッと直してくれた。

「お二人とも、素敵ですね」

「えっ?」

「とても…とっても幸せなんですね」

「はい、とても」

四季くんがやわらかく微笑む。

そのきれいな顔に涙腺がゆるむ。

あなたの隣を、あなたの手を握って歩いていける奇跡。

運命でも偶然でもどっちだっていい。
あなたの幸せを守るためだけに生きていこう。

「シュリは?」

「んー?」

「幸せ?」

「それ以外の選択肢は無いですっ!」



四季くん、その溺愛は規制注意報です!   完.
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