狂愛〜虎を照らす月〜






後ろから抱きしめる岳の手に私の手を添える。

すると岳が手を繋いできた。

起きた?

肩越しに振り向く。

目が閉じている。
え?寝てる?

ふふふ。

私を抱きしめた腕も、相当ガッシリと絡みついている。

まるで、逃がさないと言っているようだ。
もう逃げないよ。
心の中で岳に伝える。


俺の女ってことは、彼女になったんだよね?

なんだか、今更だけど、とんでもない人が私の彼氏になってしまったようだ。


さすがに、パパ達にも言わないとだよね。
驚くだろうな。
兄達も。
反対はされないだろうけど。

そして、進藤組の組長にもご挨拶しないとダメだろうな。
面通ししないとね。
ケジメとして。


やっぱり私はとんでもない人と付き合ってしまったようだ。

そんな事思いながらも、また重たくなる瞼。
眠い、、、。
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