俺の転生先はあの…アニメの世界?!

3話



あれから雑誌の取材やドラマの撮影やテレビ出演の依頼が殺到して、ー凛ーメンバーの俺と真凜は大忙し。

休む暇もない。

やっと休めたのは深夜を回った頃だった。

だが、休めたとしても俺だけはもうひとつの仕事が終わってなかったみたいで俺はまだ部屋に帰っていなかった。


俺はどこにいるかと言うと______とあるホテルの部屋の中。

歌い手×アイドル合同大型ライブのあと1人の男性と知り合っていた。

俺はその男性を待っている。


いや〜……流石に疲れた。

20後半だぞ。疲れるわ……


「ごめんごめん💦お待たせ」

「いえいえ、とんでもないです。呼んで頂きありがとうございます!それにしても……なぜ、ここを指定したんですか?」

「ここなら、2人だけで話せるかな?って、思ってね」

「え?……!」

待って待って!顔……近くねぇか!

俺、XUUの相武(あいぶ)が好きなんだぜ?!

顔近づき過ぎると……ヤバい。


「なぁ、有貴ってさ空から落ちて来たんだろ?そして、______今の居場所を見つけアイドル……ここのアイドル業界とか甘くない。なのに、初めてながらで人気急上昇。君たち、凄いよね〜それに?真凜っていう相方の女の子と付き合ってるんだってね?」

「何が言いたいんですか。相武さん」

え……相武って、こういうキャラ……だったか。

メンバーにも人にも厳しいと聞くぐらいだからな。

はぁー遠目で見たかった。見ていたかった……

これじゃ……


「……有貴、俺の番にならないか」

「……はい?……番……番?!あの?!」

「意味は……分かってるみたいだね。でも、いいのかな〜?彼女がいるのに……でも、引かないよ?俺には有貴のこと彼女としかみてないから。そうだ、明日は朝早いの?仕事は」

「明日は……昼間からです」

「なら、時間あるよね」

ドサッ

「!」

何……この展開!

好きな人と番になれるのか?!

真凜のことは考えられなくなっていて目の前にいる相武さんの事で頭がいっぱいだった。


……て、冷静に考えると……俺は相武さんに押し倒されている状況。


相武さんは、俺の腕をなぞる。

ビクッ


次は、太もも……

ビクッ


相武さんは、俺に顎クイをした。

そして、俺にキスを落とす。

これは……ヤバイ///

目がトローンとしてきた。


「そうそう、その顔。そそるよ…」

相武さんは、俺の首筋にキスをした。

chuu…

「っ……///」

「俺の番になってよ。いや、命令だ。俺の番になれ」

相武さんは、首筋を思い切り噛んだ。

どっくん……


血が出るぐらいに……強く噛まれた。

これで、相武さんと番になれたんだ……

泣ける。

「泣くほど、痛かったかな?ごめんね?手加減分からなくてね」

相武さんは、俺の頭を撫でた。


その後も相武さんと激甘な時間を過ごした。



「……映画の撮影って、吸血鬼の物語だよね?」

「うん、そう……てか、なんでそこまで知ってるんですか」

「え?まぁ、俺も大手音楽会社に勤めているからね。で、吸血鬼のリーダー役だろ?」

「それも、わかっちゃうんですか!そうなんですよ!好きなアニメなんだ♡楽しみでもある\(●°ω°●)/」

「ちょっと……俺、嫉妬しちゃうなー」

「それは、気にしないで。俺、ずっと相武のこと好きだから」

「大好きじゃないの?もう、俺の旦那だろ」

(/// ^///)

俺は相武さんの言葉に照れた。


夜の時間が終わり次の日の昼間。俺は、仕事場へと向かった。

結局……休めなかった。


だけど、その代わり好きな人と居れたから良しとしよう。



その後あんなことになるなんて予想もしなかった________……


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