君に、振り向いてほしいから
確かに……。瑠花ちゃんがいる前で、そんなことはしないか。

波は不思議そうにこっちを見てから、部屋の扉を開けた。

「お前ら、来い。作戦結構だ」

「よし来た!瑠花ちゃんも」

戸惑った様子の瑠花ちゃんを連れ、nightのところに向かう。

「待ってください、どこ行くんですか?」

「あ、言ってなかったな。今からnightに奇襲を仕掛ける。瑠水を連れ戻したら、すぐに帰ろう」

「はい……」

しばらく歩き、風紀員会寮についた。

nightの奴らは、風紀委員会に所属している。

集まったメンバーで中に入り、波が声を張り上げた。

「Luciferだ!珠木瑠水を取り返しに来た」

波の合図で、いろいろなところを探しに行く。

1つ目の部屋に入ると、そこには璃空さんたちやななほちゃんが座っていた。

璃空さんの目が大きくなる。

「凪、どうしてここに?」

「それ、は……」

「まぁ、理由がどうであろうと、僕は今nightの幹部。手加減しないよ?」

璃空さんは立ち上がり、静かに僕を睨みつけた。

どうしよう、今、まともに戦ったら……。

波が璃空さんの前に立ち、僕を軽く押した。

「波?」

「ここは俺がいく。お前は瑠水を見つけろ」

波は小声で呟き、僕を部屋の外へ出して扉を閉めた。

……取り敢えず、2階にいこう。
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