一途な後輩に、秘密に溺愛されてます。
羨み


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今日は、四月一日。つまり悧來と出かける日(デートでいいのかな?)。


待ち合わせの駅前に着くと、すでに待っている彼の姿があった。



……んん、誰だろうあの女の人たち。



何やら話しかけられているけど、悧來の方はさっぱり反応していない。……気づいてないの?めちゃくちゃ美人だよあの人たち。


自分と比べたら、急に恥ずかしくなって、その場に行くのを少しためらった。


でもずっと待たせてしまうのも申し訳なく、おずおずとそこへ向かう。


少し離れたところから声をかけた。



「……り、悧來」



……声、上ずったかも。恥ずかしい。



私が悧來を呼ぶと、彼は話しかけていた女性たちと少し会話してから私の元へ来てくれる。



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