【完結】スキャンダラスな愛され契約~危険な魅力の幼馴染の愛は重い~
「ねぇ、瑛二くん。……私ね、瑛二くんとこんなことになるなんて、初めは全然思ってなかったんだよ」

 ぼうっとしつつ、そう呟く。瑛二くんが、眉を動かした。

「だけど、今は瑛二くんとこういう関係になること以外、想像できないよ。……大好き」

 彼の肩に頭を預けて、そう告げる。すると、瑛二くんは笑ってくれた。

「そっか。……でも残念だな。俺のほうが、好き。……愛してるから」

 その言葉は、どんな砂糖よりも甘くて、とろけそうな味。……幸せいっぱいの、味。

【END】
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