出会った彼は
次の日からはまたいつもの日常に戻る。
涼太くんは朝早くから夜遅くまで仕事が続き、私も繁忙期に入ってしまいすれ違う日々が続いていた。
旅行から数週間。
ついに、恐れていたことが起きてしまった。
会社で仕事をしていると、美沙が走ってきた。
「芽依!」
「え。美沙?どうしたの?」
「どうしたのって、何もない?」
「へ?」
昼休みでもない時間に美沙が来るのは珍しい。
それも、とても焦った様子だ。