❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
でも、私は「大丈夫です、仕事ですから」そう言って彼の接客についた。

「いらっしゃいませ、くるみです、隣、よろしいでしょうか」

山城さんは私をじっと見つめていた。

(なんか、じっとみてる、大丈夫、自信持って、よし)

私は自分に喝を入れて、お酒を作り始めた。
「どうぞ」

山城さんの前にグラスを置いた。

山城さんは一気にお酒を飲み干した。

「くるみ、俺の女にならないか」

「えっ」

山城さんは私の手を握り、キスを落とした。

そして、腰をぐっと引き寄せ、耳元でこう囁いた。

「お前を抱きたい」

私はこの場をどう切り抜けようかと、必死に考えていた。

そこに我妻さんがやってきた。

山城さんと密着している私を見つけて、ツカツカと近づいてきた。

「珍しいお客さんがいると思ったら、山城裕太郎、くるみから離れろ」

我妻さんは、私の腕を掴み、山城さんから引き離した。

「俺は客だぞ、キャバ嬢に接客してもらっていることの何が問題あるんだ」

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