❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
第十三章 我妻の嫉妬
ひとみは我妻に抱かれて、幸せに震えた。

その夜、ひとみは我妻のベッドで一緒に眠った。

ギュッと抱きしめられて、愛されていると錯覚してしまう。

確かに以前、プロポーズされた、その時は私へのプロポーズの返事を聞いていないから、それまでは抱けないと言われた。

でも今は違う。

山城の女になって、散々抱かれて、しかも私は自由に動けることを奪った女だ。

我妻との関係は何もない。

(昨夜の抱擁は性的欲求を処理するためだよね)

「我妻さん、私が隣に寝ちゃって、大丈夫でしたか」

「どう言う意味だ」

「眠れなかったんじゃないかと心配してます」

「いや、思った以上に熟睡出来たよ」

「そうですか、ずっと腕枕して頂いて、腕痛くなったんじゃないですか」
我妻はさらにひとみをギュッと抱きしめた。

「我妻さん?」

ひとみは我妻の胸に顔を埋めた。

(お願い、このまま時間が止まって)

ひとみはそう思わずにはいられなかった。

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