❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛
ひとみが病室から出てくるのを確認した。

山城はひとみに近づいた。

「おい」

「山城さん、大丈夫なんですか」

「ああ、俺は明日退院する」

ひとみはじっと山城を見つめた。

もう、会えないと思ったら、気持ちが抑えきれずに、涙が溢れてきた。

山城はひとみを引き寄せ抱きしめた。

そして、引き寄せられるように唇が重なった。

「俺と一緒に来い」

「そんなこと出来ません」

「俺はお前が欲しい」

「山城さん」

山城はひとみの手を引き寄せ、その場から連れ去った。

病院の裏手の道に出ると、山城はひとみと共に、走り出した。

何も考えられなかった。

ひとみは頭では、大変なことをしてしまったと、わかっているのに、山城の手を離すことが出来なかった。
山城とひとみは電車に乗り、なるべく病院から離れた。

そして、カプセルホテルに身を潜めた。

もう、気持ちを止めることが出来なかった。



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