前世へのレジスタンス
私は放課後に遊ぼうなんて誘われてのは始めてで、多分少し気分が高まっているのが表情に出てしまっていた。

現実を少し忘れて、思いっきり高校生をしてみるのも悪くないのかも。

「カナちゃん、やっと笑ってくれた」
「…別にたまに笑うけど?」
「作り笑いじゃなくてってことだろ。金井が言ってる意味は」
「確かに…カナちゃんやっと笑ってくれました!」
「はぁ!?」

浜辺に4人の楽しそうな声が、風ともになびいていた。

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