あなたに愛されたい…青い空から舞う桜…
認めるしかないよね…

考ちゃんがここに住んでいることを知っている、部屋がここだと知っている、そして私が今ここにいることを知っている。

最初から二人の間に私が入る隙間なんて無い。

考ちゃんは不在だ、彼女でも勝手に部屋に入れるのはどうかと…待たせるわけに行かない。

確か一階にカフェがあったはず、碧さんはこの部屋に何度も来たことがあるんだろうな…


私は部屋に入ったのは初めて…マンションには二回しか来てない。

心が重い…

碧さんと直接あったのはかなり前の話で。

普通に普通に、私は考ちゃんの妹だ。

血が繋がっていなくても、今はまだ妹。

兄貴が大好きな、大好きな妹。

そんな兄妹世の中探せばきっと存在する!!

深呼吸してカフェで待っていてくれた碧さんに挨拶をして対面に座った。


碧さんはにこっと明るい笑顔と声、私の体調を心配してくれて…なんだ私の考えすぎかぁ…肩の力がふっと抜けた。

碧さんはコーヒーを私は紅茶をお願いして、碧さんが一口飲んだ。

美味しい、ほっとした瞬間…

ふっと顔を上げれば碧さんから笑顔が消えていた。

え…!

☆☆☆強い風が吹き、桜の木は激しくゆれる


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