ツンデレ×ツンデレの恋
「で、できた…!」


 海兎が迎えに来てくれる、30分ほど前に準備が終わった。

 本当に間に合ってよかったよ…!

 待たせたく無いからね。


「ご飯食べなきゃ…!」


 急いでご飯を食べ始める。

 ただでさえ食べるのが遅いのに…。


「ご、ごちそうさまでした」


 出来るだけ速く食べ終わり、少し休んでいるとチャイムがなった。

 すぐに玄関に行き、扉を開けると海兎がいた。


「…っ」


 なぜか海兎は驚いていた。

 ってそんなことはいいの!

 か、海兎がいつもより…。


「…かっこよすぎるんだけどぉ」

「…え?なんか言った?」


 え!

 嘘、声に出てた?!

 な、なんかいつもより本音を口に出しやすい気がする…。


「な、何でもないし…!」

「そうか…」


 か、かっこよすぎるなんて言えないよぉ…!


「そ、そんなことより!お花見いくんでしょ!早くいくよ!」

「わかった」


 海兎が早く、忘れますように…!
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