愛する婚約者を守るために頑張る公爵令嬢は、未来に絶望しない
優しい両親
屋敷に戻った私を、大好きな両親が出迎えてくれる。

「おかえり、リーシア。今日もルイズ様の屋敷に行っていたの?」

「はい」

「そうなのね、仲が良くて何よりだわ」

お母様の言葉にお父様も嬉しそうに頷いている。

「そういえば、リーシア。最近、予知夢は見ていないかい?」

「あ……」

「見たら、すぐに私に報告するように。王家に報告し、備えねばならないからな」

「わ、分かっておりますわ。お父様」

この予知夢だけは言うことなど出来ない。
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