愛する婚約者を守るために頑張る公爵令嬢は、未来に絶望しない
その日から、私はぐっすり眠れるようになった。

侍女がカーテンを開け、私の部屋に光が差す。


「おはようございます、リーシア様。朝食の準備が出来ましたので、そろそろ起きて下さいませ」


「ん……」


「最近は、しっかり眠れているようですね。本当に良かったです」

「心配をかけて悪かったわ。すぐに着替えるわね」

「はい」


いつも通りの朝。


窓の外は、快晴。



それでも……







【今日、あの予知夢が起こる】。




そう、今日はリーシアの運命の日。

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