◇Clown Act◇⇧
「守るべき者のために痛みを負った人間に対して不義理を働き、あわよくば奪おうとする無粋なピエロなど、大嫌いだ」
ギロリ
王が私を睨む。
怯えてたまるかと歯を食いしばれば
注がれる氷点下のまなざしが
ほんの少しだけ緩められた気がして──
「そこの、むやみに情の深い役立ずなピエロよりもな」
息絶えているピエロの頭部が思いきり踏みつけられた。
また、鈍い衝撃音が鼓膜を揺さぶる。
彼のあまりに無責任な言動が
王の逆鱗に触れたのだ。