『スキル』を使って暗躍中! ~七不思議になります!~

第十一話 失敗

もう体育祭も明後日に迫っている今日。

明日は体育祭の準備だから、今日が最後の練習だ。

だいぶ玉入れと二人三脚も上手くなっている。


『しの、もう戻るか? 明日は準備で忙しくなるだろうし、今のうちに休んどいた方が怪しまれないと思うけど』

『そうだね、もう終わりにしよっか』


蒼に念話で返事をして、玉入れの練習を終わる。

体は疲れていないけど、なんとなく気分としては疲れているような気がする。

ふぅ、と息を吐きながら、私と蒼は教室に戻っていく。

今日は自由練習だから、好きな時間に帰っていいことになっている。

普通のことなのかはわからないけど、私たちにとってはとても嬉しいことだ。


『しの、これから七不思議やるか?』

『うん! 最近お客さんも増えてきたし、頑張らないと……!』

『そうだな。俺も増えてきたし、頑張るか』


蒼と念話で会話をしながら、今度は寮に戻って行く。

玲央君、今日も来てるのかな……?

うぅ……なんだかちょっとだけ、緊張するような……

……ま、まぁ気にしてないふりをすれば、大丈夫なはず!

私はそう考えて、手を小さく握る。

すると、ちょうど寮の部屋にもついたみたいだった。
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