『スキル』を使って暗躍中! ~七不思議になります!~

第五話 その日の放課後

今日の授業が終わり、放課後になった。

そのまま寮室に帰って荷物を部屋に置き、蒼と話す。


「蒼、情報屋部屋に行ってくるね。寝る前には戻るよ」

「あ、俺も行くよ。俺は七不思議役初めてだし、失敗しないように頑張るね」

「うん、頑張って!」


そっか、蒼もやるんだね。

蒼も『演技』とか持ってるし、七不思議が早めに広まりそう!

あ、でも放課後も七不思議役をやらなきゃいけないから、ひまな時間が減るんだよね……

ひまな時間でちょっと遊びたいのに……

まぁ、お客さんが来なければ何しててもいいし、ひまと言ってもいいなかな。

そんなことを考えながら、寮室の門をくぐって情報屋部屋に向かう。


「ただいま、エアロリン」

「お帰りなさい、マスター」

「あの後、玲央君はどうした?」

「お客様はお帰りになられました」

「そうなんだ」
< 72 / 134 >

この作品をシェア

pagetop