【続】ハーフ☆ブラザー 突然出てきた弟に溺愛されてます!
僕の心を独占して、わずらわしいほどに()き乱しておきながら、なんでもないことのように、僕の心のほつれた部分を、つくろってしまうんだから。

やわらかな肢体を横に抱き上げて、僕はまいさんの誘いにふふっと笑って応じる。

「それって、朝まで寝かせないでって、意味?」

するとまいさんは、上目遣いに僕を見て、めずらしく僕の言葉に同調してくれた。

「大地の、好きなようにして?」

期待以上の返答と甘い声音に、身体が馬鹿みたいに反応して。

僕は、僕の欲望に忠実に、まいさんを一晩中、独りじめする───。






           終わり


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