無気力系幼馴染との溺愛ライフ
うさぎのように部屋から出たりのんを見て奏はかわいいとこ見れたし頑張るか、といった感じでご機嫌だった。

りのんはあの時にした約束を忘れたのかな、まぁ、俺は何が何でもりのんを振り向かせるけどな。

布団をきれいに戻した後、階段を降り、キッチンへと向かう。

今日の朝食担当は奏なのだ。

「時間無いから、簡単サンドイッチにするか…。」

昨日の残り物のサラダにパンを挟むだけというとても簡単なものだ。

洗面台からりのんがリビングに戻ってきた。

「ちょうど今できたから先食べてていいよ。」

「はーい、じゃぁ、お先にいただきます。」

いつ見ても、りのんがおいしそうに食べる姿はかわいい。

さて、自分の分もできたことだし急いで食うか…。

テーブルで食べたほうがいいだろうが、面倒なのでキッチンで食べることにした。

「ごちそうさまでした!奏ありがとう!おいしかった!」

「ん、よかった。」

「洗い物やるから、奏身支度してきていいよ!私着替えて髪の毛やるだけだから。」

「んー、じゃぁ、任せようかな。」

「任せて!」

りのんに片づけを任せ、奏は身支度を開始する。

朝からかわいいしかないな。

頭の中でずっとかわいいがループしている。

早くりのんも好きになってくれればいいのになんて、焦りすぎかな…。

悶々としていると、片付けと身支度を終えたりのんが奏の部屋をノックする。
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