❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛 第二部六年後再会
第三章 足手纏いなんだよ
「ひとみが、俺と共に拉致された」

山城は驚き、ひとみを心配している様子がありありと伺えた。

「くるみは大丈夫だったのか」

「ああ、俺が助けたと言いたいところだが、ひとみに助けられた」

「どう言うことだ」

力也は話始めた。

「そうだったのか」

「お前はすごいな」

「いや、あの時、ホテルに行ったのはくるみを抱くためだった」

力也は山城の胸ぐらを掴んだ。

「おい、落ち着けよ、くるみはすごいよ、お前だけを愛してる、
でも、俺に触れたことが、少しは自分の気持ちがあったからと責めていた
俺は媚薬の効果だと言ったんだがな」

「ひとみはお前を愛しているかもしれない」

「そうだといいんだけどな」

(俺はひとみを愛してる、手放したくない、でもあんなことがあって、ひとみを酷い目に合わせた、あんなことさせてしまったのは俺だ)

力也はひとみを守っていく自信をなくしていた。

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