もつれた心、ほどいてあげる~カリスマ美容師御曹司の甘美な溺愛レッスン~
「でも、5分も寝てない」そう言って、わたしは笑った。

 彼はふっと微笑みを漏らすと、ちょっと不満げな声で言った。

「レッスンの成果が出すぎたみたいだな。優紀、何されてもぜんぜん動じなくなったよね。前は、ちょっと深いキスしただけで、顔を真っ赤にしていたのに」

 わたしは笑顔のまま、答えた。
「先生の熱心なご指導のおかげで」

 そんなわたしの鼻先を彼はちょんとつつく。

「本当に生意気な生徒だな。でも、そんなことを言っていられるのも今のうちだよ」
「きゃっ」

 彼はわたしを抱き上げ、口づけを落としながら、そこから一番近い、ゲストルームのベッドに運んでいった。

 わたしをベッドに横たえると、彼はすぐ、わたしのバスローブのベルトをほどいた。
 そして、自分のバスローブも脱ぎ去った彼にすぐ、組み敷かれてしまう。

 両腕をまとめて頭の上で押さえると、彼は囁きながら、首筋に顔を埋める。

「優紀……愛してる」

 素肌が重なり合い、わたしは安堵に似たため息を漏らす。

 彼の唇は、額に、頬に、首筋に這いまわる。

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