僕らは今日死んだので、これから先は天国です
一葉を家に送った後には、もう日が暮れていた。

空を見上げると、美しい月が輝いている。満月でもない普通の日の月。

それでも、前より綺麗に見えるのだ。

「またね」と言って別れる相手がいることも、幸せでないはずがない。

本当はないはずの時間。

だからこそ、小さな幸せを見つけるのが得意になっていく。

僕は急足で家に帰った。だって、したいことは沢山あるのだから。
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