僕らは今日死んだので、これから先は天国です
一葉と花見をした翌日、僕は、別の場所の桜を一人で見に行った。

昨日、一葉と見た桜があまりに綺麗で、他の桜の名所も見たくなったのだ。

しかし、桜は綺麗だったが、何故か昨日の場所の方が綺麗に感じた。

「ねー、あの桜の木、他の木より立派じゃない!?」

「本当に綺麗ね」

「あー!瑞樹、ちゃんと見てないでしょ!?」

思い出すのは、昨日の一葉の声ばかりで。

どうやら、僕はもう一葉のことが大事すぎるようだ。

僕は桜の写真を撮り、一葉に送る。
 
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