空色の手紙は執着愛の証 ~溺愛は再会とともに~
再び唇が離れると、賢太郎さんがバスローブをバッと脱いだ。
わ……これが筋肉質の身体っていうの?
すごく引き締まってて、素敵な賢太郎さんがもっと眩しく見える!
そんな男らしいカラダを見せられて、胸がきゅんっと甘く高鳴った。
「クッ……また見惚れてる?」
あっ!
「ごっごめんなさい……ほんとにあまりにも賢太郎さんが素敵すぎて…」
「はは、謝ることはないよ。…でもね、素敵なのは那知の方だから」
って言うや否や、私のバスローブの前面をガバッとはだけさせた。
「ひゃあっ」
「ほら……こんなに綺麗なカラダをさ…今まで他の男が独占してたってのが…ムカつく」
私の身体の線をなぞりながら賢太郎さんが言う。
「賢太郎さん…」
こんなに素敵な人が元彼に嫉妬するなんて…
嬉しくて胸がキュン、と甘く疼く。
「でも…もう俺のだからな、那知は。絶対に誰にも渡さない。裸も…誰にも見せんなよ」
「ん…」
その…独占欲を隠さないのも…ほんとにズルい。
もぉ…キュンキュンが止まらないよ…
「…何、その可愛い顔……たまんねぇんだけど」
と、オトコの目をした賢太郎さんが、胸の先端を口に含んだ。
「!…あっ……あぁんっ!」
…感じるまま、素直に甘ったるい声が出てしまった。
「可愛い、那知……もっと聞かせて…」
それから…
賢太郎さんの指と…舌と…唇が、私のカラダを隅々まで愛したい!って言ってるみたいに愛おしそうに這っていく。
賢太郎さんが与えてくれる甘い刺激は、今までに経験したことのないものばかりで…
言葉では表せないくらいの快感が続き、絶え間なく与えられる甘い刺激に、抑えたくても声が止まらない。
「那知の可愛い声…もっと聞かせろよ……今までアイツに聞かせてたのより…もっと…」
賢太郎さんの声に少しの嫉妬と余裕のなさが見えて、恥ずかしいけど…私も賢太郎さんを感じてる気持ちを伝えたい!って思ったら、カラダの感度が自然と上がっていった。
これ以上なんてあるのかというほどの快感に、腰を仰け反らせながら賢太郎さんの名を叫ぶ。
「あぁっ!……賢太郎さん!…だめ…っ!賢太郎さんっ、あぁぁっ…!」
私の中から指が抜かれると、そこへ賢太郎さんの…硬く熱いものがあてがわれた。
余裕のない、でも色気を乗せた切ない顔で囁かれる。
「ハァッ……もう待てない……那知、いい?」
「んっ…うんっ……」
「那知……俺の子……産んでくれるか?」
「…え……それ…って…?」
「言っただろ、那知を離さない、って」
フッと笑うその顔は、色気も含んでるけど…とても優しい。
だから…
「うん、私も賢太郎さんとの子ども、ほしいな」
って私も笑って答えたら…
「ありがとう…俺を選んだこと、絶対に後悔させないから」
という言葉と共に、さっきとは違う快感がカラダを突き抜けた。
「あぁぁぁっ!」
…さっきよりも強い快感に…声が抑えられない…!
「那知、可愛いよ……ほんとに俺の…俺だけの那知で…いてくれるんだよな…?」
そんな少し弱気な言葉を、おかしくなりそうなほどの快楽を与えられながら聞く。
「あぁぁ…っ……賢太郎さんっ……私っ……賢太郎さんっ…だけだからっ……あぁっ…!」
そして私は余裕のない中で賢太郎さんを見ると、優しい目で嬉しそうに私を見てくれていた。
もうそれだけで幸福度がパーン!と跳ね上がって…
「好き…っ……賢太郎さんが好き…!離れたくない…っ…」
一生懸命伝えてた。
こんなに気持ちを…愛を伝えたいって思ったのは本当に初めてなの。
「あぁ、俺も那知が大好きだ……愛してるよ……絶対に那知を……離すもんか……くッ…ヤバ……きッつ……ッ…那知…一緒に…っ…」
苦しそうな賢太郎さんの声が聞こえると、私を突き上げる甘くて強い刺激がさらに強くなって…
私は一番の嬌声をあげると……意識を手放した。