婚約破棄されたら、高貴な紳士に極上な愛を注がれました。



「……分かりました、お父様。出かける準備をしますね」

「あぁ、そうしてくれ。お店には連絡しておいたから」


 すでに決定していたらしい私の縁談の準備はしっかりとしていたらしい父に笑ってしまったが、言う通りに高田家が昔から懇意にしているお店に向かった。

 お店では事前に連絡していたからか試着する用意がされていてすぐに試着室に案内されると次々と試着し、洋服が十着以上の他に振袖も数着購入した。たくさん買いすぎたと思ったが、父は満足したようだったので良かった。




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