【完】生贄少女は冷酷暴君に甘く激しく求愛されて
「久々に会えたことだし、よかったら向こうで少し、話さないか」
叔父さんが、ぽんと太陽の背中を叩く。
「あ、でも俺は莉羽が……」
太陽が私を気遣う気配を察する。
私はきっと邪魔になるよね……。
私のせいで思い出話に水を差すわけにはいかないし。
「私は向こうで食事をいただいてきます」
ぺこりと再びお辞儀をし、私は太陽に呼び止められる前に、そそくさとその場を立ち去った。