【完】生贄少女は冷酷暴君に甘く激しく求愛されて
すると琥珀くんは、睫毛が触れ合いそうなほど近くに顔を寄せ。
「触れさせてくれねえの?」
耳がとろけてしまいそうなほど綺麗な声を掠れさせ、そう囁く。
至近距離で瞳が絡み合う。
私を捕らえて離さない、深く底のない昏い瞳。
少し動けば唇が触れそうな距離。
そんな状況に置かれて、本音をこらえることなんてできなかった。
「違います……。だって、我慢……してたから」