再会したスパダリ社長は強引なプロポーズで私を離す気はないようです
◇  ◇  ◇


「終わったよ。ゆっくりと目を開けていいよ」

「…ん…。うそ、これが私?」

鏡に映されたのは別人と見間違うほどの美少女がいた。本当に私なの? と疑うほどだ。だから思わず口に出てしまった。


「千夏お嬢様。魔法をかけられた気分はどうですか? なんてね」

「綺麗になってびっくりしました。まるで変身したみたいですっ」


「満足してくれて良かったよ」

「お世辞じゃなくて本当に凄いと思いました! 藤堂さんは本当の魔法使いみたいです」


「ははっ。そこまで褒められると照れるな」

「可愛い…」


「え?」

「あ、すみません。社長に失礼なことを言ってしまって」

でも、耳まで赤くなっていた藤堂さんは不覚にも可愛いと思ってしまった。普段が完璧で男らしいから、こういう可愛いところを見せられると、ますます好きになってしまう。藤堂さんは本当にズルい人…。
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