再会したスパダリ社長は強引なプロポーズで私を離す気はないようです
「千夏のウェディングドレス、来年には見れるといいな」

「へ!?」


「それとも今年中のほうがいい?」

「私たちは再会したばかりですし、来年のほうがいいかなって…」


「そうかな? 俺は早く千夏と夫婦になりたいよ」

「ま、前向きに検討します」


「楽しみにしてるよ」


まさか藤堂さんのほうが乗り気だったなんて…。恥ずかしさのあまり結婚を先延ばしにしてしまったけど、藤堂さんの機嫌、悪くなってないかな? 

藤堂さん的には今すぐにでも結婚するつもりだったのがなんだか意外すぎて。私は心の準備が出来てないし、藤堂さんも私の意見を尊重してくれるみたいだしもう少し待ってもらおう。


「千夏に似合うドレス選んでみたから試着してみて」

「は、はい」

何着か渡されたが、値段はお察しの通りで…私は床に落とさないように慎重に触れた。汚れでもついたら弁償は避けられないもんね。
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