運命に従ってみた
お母さんの家から車で20分…
8畳ワンルームの小さな部屋が今日から私のマイホームだ。

ベッド置いて、テーブル、テレビ、棚を置いたら
なかなかの狭さだけど、何だかようやく落ち着いた気がする。


この部屋の契約代、家電などは
お母さんの再婚相手の弘志さんがすべて出してくれたらしい…

当面の生活費ということで30万もくれた。

せめて直接お礼言おうと思ったけれど


「そういうのは気にしなくていいから」


というお母さんの言葉でそれ以上は何も言えなくなってしまった。

疎外感…そんな言葉が頭をよぎってしまった。


やーめた、やめた。考えるのやめやめ
今日から自炊だし、まずは買い物だ!


勢いよくベッドから起き上がり
クローゼットを開け、手前の服に着替え

さー、徒歩3分のスーパーへと出発だ!
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