運命に従ってみた
「いつから入居できますか?」

「清掃の方も終わってますのでいつからでも大丈夫ですよ」

「明日からとか…無理ですか?」

「こちらの金額を振り込み確認ができ次第
入居可能となりますので、本日確認できましたら
明日からでも入居できますよ」

提示された請求書を見てみると…

ん?あれ…何か思ってたより安い…


明細をじーっと見ている私に


「あ、オーナーさんがですね」

「オーナーさん?あ、この前お会いした
女性の大家さんですか?」

「はい、オーナーさんに女性の1人暮らしという事をお伝えしましたら、家賃を2千円ですが下げていただけまして…」

「え、あ…だから安くなってるんですね。
すごい…助かります。ありがとうございます」

「保証人の方も、オーナーさんが
いなかったらつけなくてもいいですと言って下さって…」

「そうなんですよ、いなくても大丈夫なのかなって心配してたんです」

「こちらのオーナーさんは本当良い方なので
住みやすいと思いますよ」


とっさに決めた所だったけど
良いところが見つかって良かった…
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