19時の待ち合わせは、恋の始まり。



「〜〜っ、だめじゃない、です、」



(ぅ、やっぱりだ.........っ、断れない、)



強要しないのは、きっと羽野さんの優しさ。



「凄く、嬉しいです」

「〜〜っ、」



〝嬉しい〟そう言って、
微笑む羽野さんに、ドキッとする私。



羽野さんの手..................すごく暖かい。



そう思っていると........................



「僕、言いたいことがあります」



なにやら真剣な声色で言う羽野さん。



「羽野、さん..................?」



不思議に思って、
名前を呼びながら羽野さんの方を向くと。


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